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2004年3月

3月1日(月)

「追っかけ」をしている。  渡辺謙さん。  時代劇「斬九郎」から「ラストサムライ」までいいなあ〜と思い続けている。  オスカーは残念だったが、 これからも期待している。  もう一つ追っかけているのは、 17世紀オランダ、デルフトの画家、フェルメールの絵。  36しかない絵のうち23をすでに見た。  フェルメールの絵は特別な品性があって、 静謐かつ精密で心洗われるので大好き。  好きになったきっかけは、 昔、マルセル・プルーストの 「失われた時を求めて」 で修士論文を書いていた時、 フェルメールの 「デルフトの風景」 が完璧な芸術と、 プルーストが断言している個所があって、 完璧な芸術とはどんなものか、 と興味を持ったこと。  彼の絵は世界中に散らばっていて中々見るのは大変だが、 以来機会あるごとに訪ね歩いている。  今までに見たうち一番好きなのは、 「ミルクを注ぐ女」。 圧倒的な存在感があって 「私は毎日こうやって日常を過ごしているけど、貴女はちゃんとやっているの?」 と生きている事を突きつけられる感じがする。  もちろん好きな作品は全部と言いたいが、 完璧な芸術、の 「デルフトの風景」 はせっかく、オランダのハーグまで見に行ったのに、 パリの展覧会に貸し出されていて未だ見れずに終っている。  何時の日か見れることを夢見ている。  東京で4月から2点が公開される。  すでに見ているものだがやっぱりまた見てみたい。  心を洗うためにも。               

3月3日(水)

せっかく上京したのに、ハルカに会えないのが残念だが、 夜、 ハルカが電話で、 保育園で習ったお雛様の歌を歌ってくれた。  「あ・か・り・をつけましょ、ぼんぼりの〜。  お・は・な・をあげましょ、もものはな〜。」  何だか感激。  ここまで大きくなったかと。  それに保育園の力もすごい。  訳も分からない2歳児に歌を歌えるようにするなんて。  保母さんたちに感謝。  すごーく嬉しかった。          

3月4日(木)

増原の東京での一日は忙しい。  朝8:00から色々な部会が始まり、 その間を縫って、 個別に省庁の説明のブリーフィングが入り、 陳情もあり、 委員会や本会議が開かれ、 夜は別個の集まりが有り、 予定を聞いていると一日がフル回転で、 こちらまで目がまわりそうになる。         

3月5日(金)

東京で自民党の代議士の妻の会に出席した。  橋本、森、元総理夫人はじめ100人ばかりが集まった。  当選回数の多い夫人たちの貫禄には圧倒される。  皆様きれいにして、 生き生きして、 それぞれのスタイルをお持ちだった。  世間では、 代議士の妻はこうでなくては、 と固定概念があるが、 個人の個性で地元を魅了しているのだな、 と感じた。  そういえば代議士と結婚した女優さんの記者会見も自然体で、 枠にはめようとするワイドショーの期待を裏切るものだった。  私も私のスタイルでやって行けばいいのだ、 と思った。  憲法問題や教育基本法、 男女共同参画、 ジェンダーフリーについて西川京子女性局長が詳しく講演してくださったり、 安倍幹事長は今の自民党について、 また参議院の青木先生も今度の参院選について詳しくお話くださったのは、 妻が正しく理解していないといけない、 という事。  どこも二人三脚でやってらして、妻の力が大きいのだわ。

3月6日(土)

雪がぱらつくまだまだ寒い広島。  ライオンズの植林があり、参加した。  広域公園の一部に実が成る木20本を植えた。  すもも、びっくりぐみ、ブルーベリー、さくらんぼなど。  ブルーベリー以外は背が高く、150cmぐらいのしっかりとした木で、 どれも大きな支柱をつけた。  すでに花がついている木もあって、今年は無理だろうけど、近々実がつくのが楽しみ。  これまで、みどり会で植林して来た木より大きいくて、 今年の植林にはこんなのを植えたいと思ったが、 その大変さはかなりのものだった。  男の人たちばかりでも一日がかりだから、 女性が多い、しかも高齢の方も多いみどり会ではとても無理な感じ。  いつもの植林もかなり森林組合の力を借りなければできないこと、 こんな大きな木だったらなおさらで、 ご迷惑かな。  でも実現したい。      

3月7日(日)

公設秘書問題が再燃した。  あれだけ騒がれて、逮捕され、有罪になった人もいるのにもかかわらず、まだ続けていたなんて。  でも身内を秘書にしている人は多い。  国会便覧の秘書の個所を見ていると、議員と同姓の名前が沢山載っている。  勤務実態があればよいと思うけど、 疑われないように身内は私設秘書にしたらどうかしら。  「貴女は良く働いているから、秘書になったらいいのに」 とよく言われるが、私は成りたくはない。  そうしたら、陶芸教室にも行かれないし、袋なんかも作っていられなくなるから。  私は主婦のままがいいわ。              

3月8日(月)

この間思い立って、 鍋島藩のお姫様のお雛さまを佐賀まで見に行く計画を立てたら、 沢山の方たちが参加して下さって、 バス2台で見に行った。  主婦にとってのささやかな非日常。  楽しい事を求めている主婦は多い。  往復10時間は大変かなと思っていた、 バスの中も思いのほか楽しく、 短く、 早く着いた。  昨日までの雪が降った寒さとうって変わって、 暖かな佐賀の町中をお雛さまめぐりをしながらそぞろ歩きをし、 お姫様の立派なお雛さまやお道具を堪能した。  特に天皇から賜った御所人形の素晴らしさと、 銀製のミニチアのお道具の精巧さには驚かされた。   今日1日一緒のバスに乗ったご縁で友達の輪が広がったのも、楽しさの一つ。       

3月9日(火)

幼稚園と保育園の起工式に招かれた。  安佐南区は少子化の世の中と違って、子供の数が増えている地区。  東京の設計事務所にお願いして、子供のことを考えた大きな建物ができるそうだ。  ハルカも保育園でお世話になっていて、 そのお陰で大きく成長しているのを目の当たりにして、 幼児教育はとても大事だと思っている。  子供の事を真剣に考えている先生方、 若い父兄の方々、 また幼稚園を変らず支援しているOBの父兄の方々、 皆、心を一つにして、 子供の未来を願って、式が終った。  完成した暁には是非また訪ねてみたい。        

3月10日(水)

昨年地域にあるデパートにお願いして一日だけ作業所の製品を売らしてもらった。  ひっそりと、社会の片隅にいる障害者をもっと身近に見てもらう為にお願いして、 実現し、 大きな反響があったものだ。   今年は残念ながら実現しなかった。  デパートの協力が得られなかったのだ。  いろんな理由があったのだろうが、 とても残念。   作業所はもっと社会の中に出ていかなければならないのに、 こうやって閉ざされてしまうと、 まだまだ世の中の理解を得るのが難しいと実感する。  健常者と障害者が共存するために、 宮城県の浅野知事は養護施設の撤廃を計画している、 というのに、 広島はまだまだだ。  道は遠い。  でもまたお願いしてみよう。        

3月13日(土)

緑井の集会所で、 子育て支援のために乳幼児の遊び場を作っていて、 そのお手伝いをしている。  月一回だが、 だんだん数が増えて3歳までの乳幼児がお母さんと20人ぐらい集まった。  最初は泣いたり、 人見知りしている子供たちも、 いっしょに歌ったり、 遊んだりしているうちに、 意欲的になって楽しげにしている。  私たち、 ボランティアが赤ちゃんをダッコしている間に、 お母さんたちは話し相手を見つけて、 情報交換している。  積極的な子も、 おっとりしている子もいて個性はいろいろ。  初めての子供がおっとりしているのが心配で、 と相談された。  うちの子は上の子は積極的だったけど、 下の子はおっとりのんびりで、 でも下の子の方が集中力があってお勉強ができた、 と話したら、 「ホッとしました。おっとりでも良いんですね」  と安心された。  今日は小泉首相が来広された。  増原は宮島に同行した。  かなりの人気だったらしい。  私も行きたっかたのに、、、    

3月14日(日)

ハルカのお雛さまの歌は我が家では大人気で、 夜、 保育園から帰って、 食事が済んで、 機嫌が良さそうな頃を見計らって電話し、 「ハルちゃん、 お雛さま歌って!」 というと機嫌がよければ電話口で 「あ・か・り・をつけましょ、 ぼんぼりに〜〜。  お・は・な・をあげましょ、 もものはな〜〜」 と歌ってくれる。  段々持ち歌になってきて、 最初はささやくように歌っていたのが、 今では電話を離しても聞こえるほどの大きな声で歌ってくれる。  この間は機嫌が悪くて、「イヤ!」 「ヤダ!」 の連発でどうしたのか娘に聞いたら、 「さっき、 大ばばに2回、 大ジジにも1回歌って疲れちゃったみたい」 人気者は大変だ。  増原はこの歌を聞くと顔が崩れる。

3月15(月)

クリーニング屋さんに行こうと、マンションを出たところで偶然友だちに会う、これからお昼のランチを食べに行くとか。  「一緒にいかが?」 と誘われたので 春の暖かさもあって、行く事にした。  ここ緑井のあたりは再開発されて、ステキなお店も沢山出来てきた。  初めの所はもう満席。  二つ目も満席だったが、 30分ほど待ってようやく席についた。  皆女性で一杯なのでビックリ。  次から次にひっきりなしに来る。  2000円のランチは安くはないのに、それにお父さんたちは500円玉がお昼代とか、TVでやっていたのに。  今朝の新聞の見出しも、「家計費は赤字」 という文字が一面に載っていたというのに。  どこか違う。  毎日食べに行く訳ではないし、これも主婦にとっての非日常かな。     

3月16日(火)

春の日差しの暖かさに誘われて久し振りに自分で運転して加計町まで挨拶をしに行く。  太田川沿いの国道はくねくねしているけど、景色が良くて、楽しい。  所々梅や桃の花が満開でウキウキする。  可部線が廃止されて観光客が来なくなったと寂しげだけど、これからは良い季節、自然が残っていればきっとまた沢山来るとおもう。           

3月18日(木)

何だかこのところ気分が悪いと思っていたら、今朝から凄い吐き気。  今、流行りの胃に来るビールス?  目もぐるぐる回ってどうしようもない。  この間罹った友だちが一日で3kgも痩せたというのが頭をかすめて、ウレシイ???  でも、とんでもなく辛かった。  それに今日は是非出なくてはいけない会合もあって、とても困った。  ドタキャンごめんなさい。               

3月21日(日)

作業所の感謝祭に招かれた。  20名の仲間と5人の職員がいる安佐南区の小さな作業所。  今日は全員参加のプログラムがあって、思いっきり明るく朗らか。  「よさこい」の踊りまであって、手拍子と拍手で手が疲れたほど。  一緒に踊りたかったナ。  父兄の方々が作ったカレーをみんなで一緒に食べて、1日楽しかった。  この作業所では今年法人化を目指しているが、クリアーしなくてはならない条件がまだ沢山あって大変だ、ということ。  製品の販売をこの地区のデパートでお願いしたのに、断られたり、本当に難しい。  地域の皆様の理解と協力が必要です。 ひっそりと社会の片隅にいる人たちにも目を向けて欲しい。               

3月22日(月)

NHKで3夜連続年金の特集をしていた。  国会議員は国民年金に加入している。  他に議員年金も毎月かなりの額を支払っている。  議員年金の批判があるが10年在籍していないともらう権利を得ないし、それに議員を辞めないともらえない。  ある意味では退職金みたいなものらしい。  私は主婦だから、3種で、増原が26年勤めた大蔵省の共済年金があって、現在は国民年金に入っている。  ただただ増原に元気で仕事してもらえばいいと思っていたので、年金のことは真剣に考えた事がなかった。   幾らもらえて、どんな生活になるのか、自分の老後を考える良い機会だった。  でも案外もらえる額は少なくて、背筋が寒くなるほど。  でもその頃は生活も小さくなって、十分なのかも。  不公平感をなくするのは基礎年金だけにして、やっぱり消費税で賄うのが一番いいかもしれない。  あとは自助努力と自己責任。  自分で貯める。  分かってはいるけど案外貯められないものだ。  蟻とキリギリス。           

3月24日(水)

このところ、広島は暖かな日が続いている。   思い立って、県立美術館に行ったみたら、隣の縮景園の桜がきれいに咲いていて、借景をしばしロビーのソファーに座って眺めていた。  春だなー。   今アメリカ人がコレクションした日本の竹細工の展覧会をしていて、竹の持つ繊細さ、ダイナミズム、自由奔放さに圧倒された。  幾とおりにも組めるしなやかな竹という素材を丹念に組んで、それが織り成す一つの世界。  見る角度で違う模様が透けて見え、歩いて見ると、次々に模様が違ってくる。  竹って凄い。  それを精巧に編んで行く職人はもっと凄い。  常設展では、インドの17,18世紀の更紗も展示していて、今日は一挙三得だった。    

3月26日(金)

お葬式が2日も続き、ちょっとばて気味。  式で出会った知り合いの県会議員の奥さんは 「これからここでもう一つ有るのよ」 と言っていた。  皆忙しい。  生前良く存じ上げている方が亡くなったりすると、涙が出てくるし、頭も痛くなって、疲れる。  1日中引きずって過ごす訳もいかないので、気分転換が必要。  また布を取り出して、袋を作る。  先日見た精巧な竹細工を思い出し、組み方を工夫してみたりする。  竹と布の違いか、中々上手くいかない。  あれこれ布を部屋一杯に広げてみる。  増原が帰ってくるまでに片付けないと、、、         

3月27日(土)

昨日参議院で今年度予算が通って、成立した。  国の予算が成立したって、私の生活に直に関係がないのに、このたびはとても嬉しい。  というのも息子が財務省で働き始めて初めての予算。  一年生でたいした仕事もしてないと思うが、この予算のために、何日も徹夜続きで働いていたらしいので、ホッとしている。  「今日も帰ってないぞ」 と増原が毎日言うので、食事はどうしているのかしら?  お風呂は?  着替えは?  徹夜続きでボーっとして事故に遭わないかしら?  などなど、これでも母親なので心配していた。   と言う訳で、ウレシイ。      

3月28日(日)

この春休みを利用して事務所に来てくれたインターン生たちと会った。  19,20歳の女子学生が4人と男子学生が1人。  皆、政治に参加しよう、という気持を持っているだけに、何事にも積極的だ。  何でも経験、といろいろな事に嫌がらずに挑戦してくれた。  若者にとって、政治が身近なものになればと思う。  一人暮らしをしていたり、親元に居たりいろいろだが、皆、バイトをしている。  世相を反映していて、その話を聞くだけでも社会勉強になって、面白かった。            

 

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