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12月1日(水)
母が検査入院したので一人になる父が心配で上京。 「入院グッズはしっかり用意してあるから大丈夫よ」 とは言いながらスリッパ忘れたとか、TVを聞くイヤホンがないとか、それにパジャマじゃないとダメとか ガウンがひどく古くて、買いに走った。 暇を持て余していて話し相手になって欲しいのか帰るのを嫌がって父より母に掛かりっきりだ。 面会時間が終ってから、父と二人久し振りで焼き鳥屋に寄る。 お酒を飲んで父もホッとしたのか昔話をひとしきり。
12月2日(木)
検査の結果は大事ではなくて一安心。 でもこれから色々な場面があるだろうから、遠く離れていると心配だ。 このための介護保険だからそろそろ考えようかなとか、やっぱり家政婦さんに来てもらおうかなとか、思いをめぐらしたが、友だちの92歳になるお母さんが一人で立派に暮らしているのを聞いて、しっかり2人で支え合って生活してもらうのが一番と、きつ〜い娘になろうと決心。
12月3日(金)
私の世代は今、親と子の2世代に挟まれて、振り回されている人が多い。 私も一難?去ってまた一難?。 娘がアメリカに出張になったのでその間、ハルカを預かる事に。 保育園育ちなのに、育ちだからか、ハルカはとっても甘えん坊でしょっちゅう 「ママがいいの」 とママにペッタリ。 ちょっとのお留守番でも 「ママがいいの」 と泣く。 こんなに何日も大丈夫かしらと思ったが、 「3つ寝るとママが帰ってくるのよ」 と言い聞かせてどうにか第一日目は無事に終った。
12月4日(土)
ハルカその一。 念願のパンダを見に行く。 「パンダさん何してた?」 「おおきくてね、ゴロンして、くさたべてた」 「何が一番面白かった?」 「ひつじの赤ちゃんとにわとりさんさわったのがいちば〜〜んいちば〜〜んおもしろかった」 とじじに報告。
ハルカその二。 買い物に行くと、「これ、ママにもかってあげて」 「これもママに」 と次々と籠に入れるママ思いのしっかり者。
ハルカその三。 おもちゃ売り場で買うまで動かないので、プリキュアのコスチュームを買わされた。 あげく 「これかうとママにおこられるよ」 分かっているくせに。
ハルカその四。 寝る前の儀式で本を読むのが習慣。 読んであげると、「ば〜ば、もういい〜。 ハルチャンがよむの」 ひとしきり保育園で習った 「しずかに、しずかにききましょう」 という呪文を唱えて読んでくれる。 お気に入りの本は全て暗記してすらすらと読んでくれる。 それですっかり私が眠たくなって、お先に失礼。
ハルカその五。 ハルカは ”ごっこ” がすきだ。 急に ”ごっこ” モードに入って、 「〜してください」 「はいはいそうです」 「はいこれですね」 と大人びた口調になって ”ごっこ” の役に成り切っている。 お相手をさせられて、サンタさんになったり、運転手さんになったり、私も大忙し。
ハルカその六。 ハルカはおてんば。 高い所へ登ったり、でんぐり返しをしたり、逆さまにつるしたりすると喜ぶ。 「もっと、もっと」 というのでいい気になってやっていたら、腰が痛くて大変。
ハルカその七。 朝から 「ママ、きょうかえってくるの?」 を繰り返す。 「そうよ、今、飛行機に乗っているわよ」 「ママ、ママ」 と泣いた時もあったけど、ひとしきり泣かして 「あめ食べる?」 「うん」 と泣き止むのが分かった。 「虫歯になるから、歯磨こうね」 「うん」 と聞き分けがいいのも分かった。 今日帰ってしまうのはなんだか寂しい。
12月8日(水)
先週のけたたましさに比べて、広島に帰ってくるとなんと毎日が静かなこと。 忙しいのもいいけど、一人っきりの静けさもいい。 CDを聞きながら、次に作る袋のイメージを想像したり、気ままな食事もいい。 事務所に行って、用事を片付けて、また一人。 時折聞こえる子供の甲高い声がハルカの声に聞こえて振り返る。 あ〜あ、楽しかったな、また出張無いかな。
12月11日(土)
月の第二土曜日は地域の子育て支援のボランティアの日だったのに、もう何ヶ月も第二土曜日に予定が入ってしまい、ずーっとお休みしていたけど、久し振りに今日は行く事が出来た。 しばらく見ない間に子供たちは大きくなっている。 はるかちゃんという同じ名前の子供もいてなんとも可愛いく、同じ様に活発だ。 ずーっと 「ママ、ママ、ママ」 と言っている男の子もいてちょっとでもママが離れると泣く。 中学生ぐらいになったら 「ママから離れなかったのよ」 と言ってあげたい。 この間のフリーマーケットの子供服の残りを持って行って、欲しい人に持っていってもらった。 とっても喜ばれた。
12月12日(日)
増原といつもの散歩道を散歩した。 もうすっかり葉が落ちて、木々は寒寒としているが土手はまだ青々とした草に覆われていて不自然、やっぱり温暖化なのだ。 ハルカの子守りをしてから腰が痛かったが、歩いていると軽くなった。 歩くのは体にいいし気持がいい。 餌が豊富なのかいろいろな鳥がいて、大きな望遠鏡で野鳥の観察をしている人たちも居る。 カモやマガモ、白鷺に青鷺、 セキレイやシジュウガラ。 目のいい増原はまたかわせみを見つけた。 綺麗なエメラルドグリーンの筋が入って独特のくちばし。 しばし見とれた。 横に国道が走っているのに、まだ自然があるのは嬉しい。
12月13日(月)
先週の疲れが今ごろ出たのか、左のあごの関節が痛くて物が噛めない。 つまり食べられない。 日頃大口開けてパクパク食べていたので、こんなに食べれないのが辛いとは思わなかった。 飲み込んでも、胃が消化不良を起こして美味しくない。 流動食ばかりで物足りなく感じて空腹感が残る。 今日はお昼にお客があって、お料理するのに身が入らないくて困った。 味見が出来ないのだから。 しゃべるのは差し障りがないので、楽しいおしゃべりで許してもらおう。
12月15日(水)
忙しさにまぎれて年末の事が考えられなかったがもう12月も後半で、そうだ、年賀状を書かなくちゃ、と思い出す。 毎年の事なのに、どうしていいのか、前はどうしていたのかが思い出せない。 政治家の年賀状は規制があって複雑。 地元には出してはいけないが、地元以外に送るのはいいことになっている。 妻は規制がないのでお世話になった方々には出したいが、お世話になった方々がものすごく沢山いるので全員には出せないし、去年は選挙が終ったばかりでお礼を書いてはいけないなどなど、と神経を使う。 私の分はいつもどうしようかと困ってしまう。
12月16日(木)
ついこの間、誕生日だったが、増原も子供たちも忙しくしているので、 「プレゼントは何も要らないわ、もう祝う年でもないし」 と言ったら、本当に誰も何もくれなかった。 自分がそう言ったのだから、それでいいはずなのに、なんだか寂しい。 電話の一本でもくれたらいいのにといまだ寂しさを引きずっている。 「気遣う気持がないのよ」 と責めたいのをこらえて、自分で赤いシクラメンを買った。
12月17日(金)
隣に出来たジムにこのマンションの沢山の人が入会していて、毎日イソイソと通っていらっしゃる。 「お蔭で体脂肪が減りましたよ」 と前は散歩していたご主人。 「ガス代が要らないわ」 と大きなお風呂に通っている人。 ワンちゃんを亡くして寂しがっていた人はエアロビックスに通ってすっかり元気に。 皆さん大いに楽しまれて健康作りをしていらっしゃる。 私はといえば、寒いからと朝の散歩をずるしている。 増原も入会しているのに未だ一度も行った事がない。 少しは見習わなくちゃ。
12月19日(日)
夜、久し振りに息子から電話があった。 滅多に掛かってこないから、何事かと思ったら、やっと仕事が一段落して、久しぶりに家に帰るという。 このところ忙しくて、家に帰れなかったらしく、寝不足で疲れたようだったけど、声に開放感があって、ホッとした様子がわかる。 増原が大蔵省で働いていた時の事が思い出される。 予算編成があるので季節労働者みたいに9月から暮れにかけては土日もなく、何日も徹夜が続いて家に帰らない日々が多く、役所に泊まる事もしばしば。 家が近かったので時折朝方帰ってきて、お風呂に入り、ちょっと仮眠してまた出て行く。 それの繰り返しだった。 公務員住宅が都心にあって、贅沢だと批判があるが、公務員の多くがこういう生活をしているのだから、必然性があるのを、世間は知らない。 「パパ、また来てね」 と子供に言われたという笑い話があるが、息子もその中で育ったのに、また繰り返している。 因果なものだ。
12月20日(月)
隣に大きなショッピングセンターが出来てもう4ヶ月。 出来たてのころは行かなかったのに、このところ、何かが足りないというとすぐ隣に行く。 簡単にいけるので一つ無いと買いに出かけるのだが、一つでは済まず、これも安いから、これもいつか要るからと買ってしまう。 それで散財してしまうし家の中のものが多くなる。 無駄使いに反省。
12月21日(火)
布を沢山もらったので何かに生かせないかと思い、そうだ、作業所で使ってもらったらどうかしら、と持って行った。 とびっきり明るい責任者のYさんが、 「手作りのものを作る時に使えるので、助かります」 と引き取ってくださった。 顔なじみなので皆が寄って来てくれて、名前まで覚えていてくれたのには感激。 お礼にと、 「よさこい」 を皆で踊ってくれた。 車椅子の男の子ももちろん踊った。 皆とっても上手。 私も鳴子を持って 「えっさ! えっさ!」 と参加する。 なんだか嬉しくて、すごいパワーをもらったよう。 元気になって帰った。
12月22日(水)
忘年会に増原の代理で出席する。 県会議員や市会議員の先生も招かれていて、この時期はあっちこっちで一緒になる。 時にははしごをしていて、すでにお酒の入った先生も。 交わす言葉は 「あんまりお飲みになりませんように」 と、つい妻の気持で言ってしまう。 実情を知っているだけに、先生方の体が心配だ。 でもこのところ、飲酒運転の取り締まりが厳しくなり、お酒を飲まないからといって怒られなくなって来た。 以前は返杯を受けないのは 「なんじゃ〜」 と言われて何人もの返杯を受けていたのに。 確かにお酒が入ると、気安くなり、気軽に口をきいてもらえる。 それで親近感を持ってもらえるのも事実だ。
12月23日(木)
今日は天皇誕生日。 本来ならば宮中の祝賀会に伺うのに、増原が忙しくて伺えないのはとても残念。 皆様の代表としてお祝いに行きたいのだが。 去年伺った時のことを思い出す。 宮中では本当に厳粛な気持になる。 お元気になられた陛下はじめ皇后様のなんと気品あふれるお人柄。 周りにオーラが掛かっているようだ。 先日、中越地震被災地にお見舞いに行かれた時、体育館で声を掛けられた人々は、感激して涙していた。 国民全員の父母のような存在があるというのは私たちにとって幸せな事と思う。
12月24日(金)
ライオンズの行事で作業所にサンタさんになってプレゼントを持って行った。 安佐北区で一つしかない法人化された作業所で半年前にきれいな建物が出来た。 定員30名を少し下回った人数で、企業からの内職とパン作りをしている。 内職は幾つかあわせて一ヶ月工賃が1万円程度、パン作りは美味しいと好評で1日1万円の売上があるという。 今日も美味しそうな焼き立てのパンの匂いが漂っていた。 法人化すると、国からの助成金が倍ぐらいになって運営しやすいのだそうだ。 Yさんの所の作業所も法人化を目指しているが問題は土地。 高い土地は買えないし、寄付もスムーズに行かないのが現状だ。 いつかサンタさんが来て、土地をぽんとプレゼントしてくれたらいいね!
12月25日(土)
昨日の夜またイチローの番組があって、また見入ってしまった。 イチローの今年の活躍を振り返るインタビュー番組でもう何回も再放送されて、見るのは何回目だろうか、見るたびに心打つものがある。 増原とまた涙して見た。 記録もさることながら、かれの真摯な態度が若干30歳の若者とは思えないほど、生き方を教えてくれる。 「こまかい事を積み重ねるしか、頂上にはいけない」 「前に進む気持があれば乗り越えられる」 「いつも前に進んでいたい」 さあ、来年も日々を積み重ねて、前向きに生きよう。
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